モザンビークぶらり旅 8日目
2007年 12月 31日
共同のトイレ帰り、向こうからやってきた真っ赤なビキニパンツ一丁のヤング男子に遭遇。こっちがはずかしくなるぐらい、とにかく良い体。軽く挨拶などを交わす。ステキすぎる肉体。黒い肌に真っ赤なビキニパンツ。パンツは極小サイズ。ものすごいものを見てしまう。
部屋にもどって即のべちゃんに報告(笑)
のべちゃんプランではモザンビーク島帰りにまたこの宿に1泊するとのこと。マプトで買った大きな籠をレセプションに預かってもらうことに。交渉はのべちゃん。いつもありが10。
6:30。宿出発。モザンビーク島行きシャパ乗り場へ。
7:00。シャパ乗り場到着。本日の1台目には乗り遅れたらしい。特に問題なし。
7:30。モザンビーク島に向けてシャパ出発。数名の立ち乗り客アリ。途中の休憩ポイントでリフレシコ(ジュース)なんかをかおうかとトライするもどうしても買えない(笑)
NampulaからIlha de Mozambique(モザンビーク島)まで100mtn(約500円)。
しばらく走った先で、医療用マスク姿のヒトビトが路上でウロウロしている。よく目を凝らすと、車に轢かれて死んでいるヒトが横たわってる様子。恐怖。遺体はもはやニンゲンの形ではない状態。
乗客一同「イーーーーーッツ」という悲鳴。この「イーーーーーーッツ」という悲鳴がマラウイアンと同じだったため不謹慎にもすこし吹き出す。話す言葉は違っても、掛け声は一緒なのが面白い。
悲惨なシーンを目の当たりにしながらもシャパは走り続ける。途中、乗り込んできた女性がダッコしていた赤ちゃんを受け取ることになる。も、天井にそのコの頭をぶつけてしまう。「ゴツン」という鈍い音。ヤバイとおもったものの、そのコは何事もなかったかのようにキョトンとしてる。
偉い。強い。いい子。
30分ほどあかちゃんダッコ状態。客観的に見てもカワイらしい赤ちゃん。
赤ちゃんが手離れした後、こんどは2歳ぐらいの女の子のダッコ。マラウイでチビッコをダッコしようとすると肌の色の違いからかだいたい怖がられて泣かれてしまうっていうのに、このコは全く泣かないよい子。
泣かないばかりかしがみつかれまくり。カワイイ。かわいすぎる。
それほどチビッコ好きではなかったんだけどなぁ。
気がつくと、車窓に塩田が広がっている。海が近い証拠。テンションが上がる。頬もあがる。
ふと気がついた。我々がマラウイで使用している塩は「Made in Malawi」とあるのだが、マラウイではどうやって塩を作ってるんだろうか。海ないのに。若干気になる。
しばらく走っていくと海。その美しさに腕の毛が立ちまくる。すげーキレイ。
橋にさしかかる。モザンビーク島と本土を結ぶ橋とのこと。全長3Km。長い。
我々を乗せたシャパが橋を通過する。ながーい、長い。でも美しい。海が青い。ダッコしていた子のママが、こちらを向いて「イーリャ」「イーリャ」と連呼。「イーリャ」(Ilha)とは「島」の意。
そうここは「Ilha de Mozambique」(モザンビーク島)。
3kmの橋を渡り終わると大きなガジュマルの木。とにかく大きい。我々を乗せたシャパは島内部へどんどんすすんでいく。すごい、すごい。腕の毛が立ちっ放し。
この島がなぜ世界遺産なのかがわかる。こんなに美しい島、ありえない。夢だ、夢にちがいない。そこまで言い切れる美しさ。
宿の名を伝え、止まった場所でシャパを降りる。近所のチビッコの案内で向かった宿は満員。その後見せてもらった宿はあまりにこぎれいすぎて我々の身の丈に合わない。たとえていうなら新婚旅行で宿泊する宿的な。
次に見せてもらった宿が手ごろでよさそうなのでそこに決定。宿の名は「Casa Branca」。ロンプラにものってる庶民的な宿。ツイン一室1泊625mtn。一室2泊分1250mtnを支払。
バストイレは共同ながらも2つもあるし、客室自体が3室のみ。隣に白人夫婦の先客。共同キッチンもあり、小型ながら冷蔵庫もあり。共同リビングも真っ赤なソファーが美しい。申し分なし。
こういう家具が普通にかっこいい。ニホンに帰ったら赤いソファーセットを買いたい。
なにより、窓からのぞく海が美しい。言葉を失うぐらい青い。美しすぎて目がくらむ。
水着を着込み、その上に洋服を着て散策に出かける。のべちゃんも同様。
とりあえずふたりでテクテク歩いていくと要塞発見。入っていくと案内人登場。入場料100mtn(約500円)。チャラい洋服を着てサングラスをかけた男子が登場。彼が内部を案内してくれるとのこと。最初は英語とポル語で説明してくれてた彼、いつの間にかポル語のみの説明に。のべちゃんがうまいこと翻訳してくれる。ありがとう。
彼はボランティアで説明をしているとのこと。なぜならモザンビークの文化等に興味があり現在勉強中であるからとのこと。スバラシイ。格好はチャラいけど許す。
この島にある学校が工事中で、現在はこの要塞内が学校になっているとのこと。なるほど要塞内に黒板やら机やら椅子、職員室、地球儀、解剖模型等。面白い光景。本日は先生達がテストの採点中。
こんなとこで勉強できるなんて、この島の子たちは幸せ。
他、ニホンジンしか入れてもらえない教会にも入れてもらう。教会に入ったタイミングでとになくたまらない気持ちになる。ほんとに泣ける。胸いっぱい。
この教会は、昔、ニホンジンが働いていた関係でニホンジンであればだれでも案内してもらえるとのこと。すごい。とにもかくにも美しい教会。
壁に十字型の穴があいており、そのから青い青い海が見える。
この要塞内には尖がった珊瑚と思われる石が鬼のようにおちており、ビーチサンダルを容赦なく突き破り、足を刺してくる。これには閉口。とにかく痛い。
これ、家の前に撒いとけばドロボウよけになると思う。
他、キッチンだった場所や、ダイニングだった場所を案内される。いつものように当時の風景を妄想してしまう私。たくさんのヒトがここで生活してたんだろうなぁ、とか。
そして、たくさんのヒトが殺されたという場所等も案内してもらう。数え切れない数のニンゲンが殺されたとのこと。
しかし、暑い。モザンビーク島は暑い。
要塞を出てすこし歩いたとこにあるレストランに入る。久々の食事。私はお魚と温野菜のセット。200mtnぐらい(約1000円)。レストランには、白人カップルと、白人ヒトリ旅っぽい中年女性の客。カップルは、男子のお膝に女子を乗せたりしてもうラブラブな感じ。
まぁ、こんなステキなところに自分が大好きなヒトと一緒にきたらそのぐらいしたくもなると思う。
食後は街散策。本日は月曜日。なぜかモザンビーク島のお店は月曜定休日が多い。それでもいいニオイがしそうなお店が満載。ショーウインドウからお店をのぞいてはほくそえむ。
200年前にポルトガル人がいなくなってから、この島は衰退の一途をたどったと思われる。それを証拠に、島の7割の建物が廃墟。
観光客相手にお店や宿をやっている建物だけがきれいに復旧されているため、ショップが見つけやすい。
島内を一周するかたちで海沿いに歩いていくと、地元民が住んでいるらしいバラック街が見えてくる。
まだ日が高いってのに、住民の7割が寝てる。暑いからかも。
歩いていて気がついたのだが、ここモザンビーク島の女性の8割は美女。ほんとに美女が多い島。ありえないぐらい美女。ヨーロッパ人の血が混じっているのかもしれないけど、客観的に見ても8割が美女。多く見積もって9割9分が合格ライン。とにかく美人。
モザンビーク島はとにもかくにも美人が多い島。決定。間違いない。
同行者ののべちゃんもAgreeしているのでこれは本当。嘘だと思ったら自分の目で確かめればいい(笑)
所々で水揚げされたばかりの魚が売られている。イカの値段を聞いたところ50mtn(約250円)という値段を吹っかけられる。日本円で250円。外国人相手にお金を稼ごうという土地のヒトの気持ちもわからないでもないが、それは高すぎ。
さらにテクテク歩いていると家畜のニオイ。ここが噂のウンコビーチらしい。現地の人たちがトイレとして利用しているというビーチ。良く見ると若者がしゃがんでウンコしてる。
噂のウンコビーチは実在した。
ニオイにやられ早々に撤退。思ったよりもウンコするヒトが少なくて残念な気もするがまぁいい。
要塞見学・ランチタイム込みで約4時間かけて島を一周。のべちゃんは宿へ、私はすこし泳いでから宿へいくことに。宿の目の前のビーチに行き、海に浸かって温泉気分。海水が温いので、ほんとにでっかい湯船状態。疲れた足をマッサージしてみたり。幸せ。
宿にもどりシャワーを浴びようとするも断水中。バケツの水を浴びる。
6:00。夕食をとるべくレストランへ。近くのホテルのレストラン。何を食べてもおいしいとの噂。
客は我々のみ。レストランはオープンなつくりでプールまであリ。ステキなホテル。我々の身の丈にはあわないよねなんて話ながら、まずはビールをオーダー。
ありえないぐらいに雰囲気がよいレストラン。聞くとフランス人がオーナーとのこと。すべてにおいて完璧な雰囲気作り。
ソファーでビールをすすりながらフタリでバカ話。こういう話が一番盛り上がる。
料理の準備ができたとのことでテーブルに移動。まずはスターターのカニサラダ。カニの甲羅にカニ肉びっちり。これが激ウマ。腕の毛が立つぐらいウマイ。
ビールを飲むのも忘れ、女フタリ、カニの身をつつく。まじでうまいカニ。そしてわたし、カニ座。
私のメインは「タコのカレー」。夢にまで見た「タコ」を食べる時が、旅始まって8日目にしてやっとやってきた。ちなみにタコはポルトガル語で「ポルボ」。真っ先に覚えた単語。
予想どうり、これまたウマイ。汗かきまくりながらハグハグ食べる。大人なのに。
大満足の夕食。噂どうり、とにかくウマイ。腹いっぱい。
ほろ酔い気分で宿に帰宅。大汗をかいたのでシャワーを浴びてベットへ。しかし、寝苦しくてなかなか寝付けず。モザンビークの暑さをなめてはいけない。暑い。暑すぎる。眠れない。
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