『Her/世界でひとつの彼女』を観てきた。
iTunesでスパイク・ジョーンズのインタビューを観て、これは観とこうと思っていた映画。人間に感情移入するのか、それともコンピュータに感情移入するのか、どっちに感情移入しちゃうのかしら、私は。なんて思いながら、劇場へ足を運ぶ。
ところが、私、どっちにも、全くもって感情移入することなく映画が終わる。
結局のところ「だって、結局、コンピュータじゃん。」ってなってしまった。「ヒトリ」ではなく「ひとつ」だしさー。なんて、あまりにも残念すぎる私。
もしかして、私、人間としておわってるんではなかろうかと(笑)
とはいえ、劇中、スカーレット・ヨハンソンの、語り口やら声が、友人(アメリカ人)にあまりにも似ているため、彼女のことばかり考えてしまった。今は遠い所に住んでいるんだけど、あまりにも似すぎで。見た目は全く違うのに。
とにもかくにも。
感情移入はまったく出来なかったわけだけど、作品自体はそれほどイヤではなかったようだ(最後まで飽きなかった)。どちらかというと、私もコンピュータに毒されている感ありな人生なわけで(ま、それでご飯食べてるのも事実で)。