ぶらりひとりたび 1/9 9日目
2005年 01月 15日
レセプションでダイビング以外の清算を済ませる。レセプションのおねえさんが物凄くオットリした方。彼女の物まねをマスターしたのであるが、わかってくれる人がモリさんしかいないのが悔しい。
朝食後セッティング。レクチャーもなしでセッティングもできるようになる。
小船にのって5分のポイント。午前なのに寒め。とどこうりなく終了。アポにいきたい。
休憩中。ティトが魚の図鑑を2冊貸してくれる。図鑑をみていると物凄いダイバーの写真発見。おもしろすぎるので己のカメラで激写。素晴らしすぎ。同じ本を購入したいと思う。モリさんいわく、海外メインで潜るのなら魚の名前は英語で覚えたほうがよいかもとのこと。なるほど。
今、水族館にいったらいつもの100倍楽しめそうな予感。
2本目は新しくきたおっさんヨーロピアン2名と一緒のダイブ。2人ともデカイ。この2人をみて、昨日のスイス人集団はやはり特別にステキ集団だということを痛感。スイス人集団にリチャードギアにそっくりのおじさまがいたのであるが彼に頭をなでられたらイチコロ。ほんとにステキ。リチャードギアファンではないけれども。
フィリピンラストダイブ。潜りながらいろんなことを考えた。何を考えたのかすでに忘れてしまったのであるがいろいろ考えたことだけ覚えてる。
ダイビング終了後、部屋に戻ってパッキングをしレセプションへ清算に向かう。
相変わらずオットリしたしゃべりのレセプションおねえさんに「英語があまりいえないの。ごめんなさいね」と伝えてから清算開始。
清算中ダイビングでお世話になったティトが現れる。「またきてね」といわれ「もちろん」と答える。ティトの目はすごくキラキラしてた。
レストランでランチ中のモリさんにお礼を言いに行く。モリさんがいなかったらドゥマゲッティに上陸することもなければアポ島にいくこともなかった。大感謝。
時間がすこしあったため私もランチをとるにする。エルドラド最後の食事。最後の最後までチョイスミス。適当に注文した品はカレー味のチャーハンであった。しかも苦手なレーズン入り。とどめにあたたかいバナナ&マンゴー入り。
私はカレーはカレーライスしか受け付けない人間。ドライカレーやカレー味スナック等のカレー風味が苦手。レーズンも苦手。フルーツはフレッシュ以外苦手で缶詰・ドライフルーツ・ジャム・アップルパイ等が食べられない。最後のランチでのこの上ない不幸に泣く。
問題のナシゴレン。
まったくもってナシゴレンじゃない。
ありえない。
12:30。モリさんの見送りで宿をでる。さよならエルドラド。さよならモリさん。
13:00。港近くのバーにおろされる。16:00まで時間があるからここにいてね。また迎えにくるからと言い残しドライバーが帰っていく。
バーにはフィリピーナを従えた白人じいさんがわんさか。風景写真をとっているとじいさんたちがポースをとる。しょうがないので写真をとってあげる。「俺はムービースターだから金を払え」等からかわれる。陽気なじいさんたち。
フィリピーナ&欧米人のカップルがめちゃくちゃ多い。
とりあえずバーにてビールを飲む。ちかくで飲んでたじいさんに声をかけられるが英語がわからないと伝えると「楽しんでるかい?」「ハッピーかい?」等、簡単な英語で盛り上げられる。っていうかからかわれる。
ビール2本で軽く酔っ払い。バーのおねえさんにエルドラドのドライバーに私はまたもどってくると伝えてねと言い残し付近を散策することとする。
地元大学への潜入をもくろむもバックパックが重いので断念。
遊園地やら青空マーケットやらがある公園を発見。ブラブラする。マーケットにて面白グッツを物色するもめぼしいものがなく断念。
バーに戻り飲み物をオーダーするも1000ペソ札しかもってなく断られる。ポケットの小銭をかき集めても水も替えない。唾を飲んで我慢。
バーでボケーッとしていると1000ペソ札でも大丈夫だよと声をかけられる。ビールをオーダーしエルドラドのドライバーを待つ。
しばらくしてドライバーがやってくる。港でお別れ。またきてねといわれる。
SuperCatのりばにて麻薬犬にガンガンにおいをかがれる。この犬はテューズデイと呼ばれてた。かわいい名前。
噂のチューズディ。
ちなみにフィリピンの女刑事はかなりかっこいい。
サングラス&ミニスカート、腰にピストル。
16:00。SuperCat乗船。ビールが効いたせいか爆睡。
船が停泊したため係員にセブで降りる旨を伝えるとまだ乗ってろとのこと。寝ぼけてて気が付かなかったがホボールだった様子。たくさんの人が乗船。家族連れ団体に「そこは我々の場所だよ」と言われる。そんなわけ無いのであるが反撃する英語力を持ち合わせておらず。最前列に移動。ジャッカスの人がでてる映画を見る。彼ステキ。
ネイティブスピーカーが言う「セブ」が「セフォ」に聞こえる。フランス語みたい。
19:30。セブ到着。
タクシーを捜し値段交渉。60ペソと食い下がるが200ペソとのことで交渉決裂。他にタクシーはいないがすこし様子見。しばらくしてさっきのドライバーに100ペソならいいぞと声をかけられる。結局80ペソで交渉成立。己の成長振りに感激する。
20:30。歩き方にのっていた「Hotel Asia」へ。予約してある旨をつたえチェックイン。1300ペソ。清潔で広い。しかも湯船付き。オーナーが日本人とのこと。
外出する元気がなかったためエレベーターで8Fのフィリピンレストランへ。
スタッフが親切に1Fに日本食レストランがあるよと教えてくれる。気持ち良い対応のスタッフたち。怖くない。
レストランの客は私一人。お肉が食べたかったためテンダローインとサラダそしてビールをオーダー。ライスはいるかと問われたため大きさを確認してからオーダー。
ビールをすすりながら外の景色を眺めていると超グラマーフィリピン人シンガーと地味目のピアニスト登場。「ようこそいらっしゃいました。これから日本の歌を歌います」と流暢な英語でご挨拶。
彼女が歌った曲は五輪真弓の「恋人よ」であった。
フィリピン人シンガーのあまりの歌のうまさにかなり驚く。ほんとに上手。
声量が素晴らしい。
そうこうしてるうちにテンダローイン登場。
鉄板にのった分厚いステーキを想像していたのであるが、でてきた品は目の前の鉄板で自分で焼いて食べるジャパニーズ焼肉スタイルのお肉。ライスも日本のご飯をお茶碗で。ツナサラダも居酒屋ででてくるマヨネーズがかかったジャパニーズスタイル。ちょっぴり面食らう。
焼肉定食って感じ。
お肉を焼きながら「私だけのための歌謡ショー」を楽しむ。
エースオブベースやらホイットニーヒューストンやら、私でも知ってるおなじみのナンバーを歌い上げる。しかしうまい。とはいえお客は私ひとり。ただヒトリ。
ひとりぼっちで歌謡ステージを盛り上げる私。1年分の拍手を1日でしたような気分。
「渡邊といいます」と、品の良さそうなおじさまに声をかけられる。やさしそうなおじさまはこのホテルのオーナーであった。「この子、うまいでしょ?」そういいながらフィリピン人シンガーに目を細めるオーナー。名刺をいただきすこし雑談をする。
おなか一杯になったとこで立ちあがろうとすると、フィリピン人ボインシンガーが「あと1曲だけ」と声をかけてくる。
最後の曲はカーペンターズの曲。曲名はわからないが知ってる曲。マイクを向けられ一緒に歌う。カラオケはミッシェルのラストライブ後にいって以来だ。気分よく歌って帰る。
そして就寝。