マラウイで船の旅
2008年 08月 23日
片道34時間、計68時間の船旅。こうやって数字にするととてつもなく退屈な船旅を連想するのかもしれないけど、これが不思議、全くといっていいほど飽きない。
ILALA号には、OWNERS CABIN(トイレバス付)、STANDARD CABIN、1ST CKASS DECK、SECOND CLASS、ECONOMY CLASSがあり我々が利用したのは1ST CKASS DECK。デッキにはバーがあり、ソフトドリンクやビールが飲める。他、JINやVODKA、アマルーラ(南ア産のカルアミルクみたいなお酒)、ビスケットなんかもある。
1ST CKASS DECKの客はほぼ白人。老若男女、話している言葉を聴く限り、いろいろな国からの旅行者が乗っていると思われる。みな、本を読んだり、日光浴したり、おしゃべりしたり、体鍛えたり、人間ウオッチングしているだけでも飽きない。
スタッフにお願いをし操縦室に潜入をも果たす。GPSで現在位置を教えてもらったり等。ILALA号のスタッフはみな良いヒトたち。
食事は船内のレストランで。1食500MK程度とそれほど高くないし、お味もまずまず。メニューにバリエーションがないのがたまにキズではあるけれど、それでもマラウイのローカルレストランよりもメニューが豊富(笑)
共同のシャワーからはたっぷりのお湯がでる。船はダイブボロイがそこへんの不便はナシ。
夕方になると、みなすげーいいカメラを片手に集まってくる。そう、湖に沈む夕日がとにかくキレイ。
夜は持参した寝袋に包まって寝る。一晩200MKでマットレスの貸し出しがあるものの数が限られているため争奪戦は必死。ま、マットがなくてもなんとかなる。我々がILALA号に乗った当日は満月リーチ(満月前日)。
操縦室にいたスタッフも、キッチンのスタッフも、みんなよくしてくれたんだけど、特によくしてくれたのが写真のキャサリン。
4週働いて2週休むというサイクルで働いているという彼女の月給は5000MK。船でのシゴトなため生活費はほとんどかからないとはいえ少ない。彼女はセカンダリスクールでニホンジンに数学を習ったんだとか。かなりまともな考えを持った頭の良い女性という印象。