カムズ・バンダという男
2008年 05月 06日
マラウイの初代大統領「ヘイスティングズ・カムズ・バンダ(Hastings Kamuzu Banda)」が眠る墓を見学するチャンスに恵まれた。存在こそ知っていたものの、足を踏み入れるのは初めて。
彼は独裁者として知られており、ちょっと前までは男性の長髪、女性のスカート以外の着用は禁止されていた。また、1990年代初期に至るまで、テレビ放送も許さなかったとのこと。
マラウイには、カムズダム・カムズスタジアム・カムズエアポート・カムズハイウェイ・カムズロード・カムズアカデミー等、彼の名前を模した施設がうなるほどある。それほどまでに、影響をあたえた大統領。
wikiを読むと、彼は外国生活が長かったためニャンジャ語(現地語)が喋れなくなっており通訳が必要になっていたとのこと。こういうニュースはなんだか寂しい。現在の大統領もよくイギリスに滞在しているようだけど、もっと自分の国を見てほしいなぁと常々思う。
肝心のお墓は、手入れも行き届いており非常にきれいであった。近くには、博物館も建設中。ガイドに「写真は撮らないんですか?」と聞かれ少々驚くと同時に、せっかくなのでってことで何枚かの写真を撮影。
現大統領の奥様のエンバーミングに超驚いた経験を持つ私、早速ガイドにエンバーミングの話を聞くと、やはりカムズ・バンダもエンバーミングが施されているとのこと。
チャンスがあったら拝見したい。