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レモンちゃん


「2歳児からの幼稚園入園」

私には幼稚園児経験も保育園児経験もない。

幼稚園でもなく、保育園でもなく、「児童館」に通っていたせいである。児童数減少により今はすでに廃館となってしまった「楢の木児童館」というとてもちいさな児童館。

当時、近所の子たちはほぼ100%、この「楢木児童館」へ通っていた。しかし、私たちの1歳下ぐらいの子から、隣地区の「こひつじ保育園」に通う子がチラホラではじめた。

こひつじ保育園は、「バスでの送り迎えあり」「おいしい給食あり」という、「20分かけての徒歩通学」「毎日お弁当持参」である楢の木児童館児童にとっては、まるで夢のようなチビッコライフを送ることができるシステムの保育園。

"楢の木児童館上がり"の子たちにとって、"こひつじ保育園上がり"の子たちは、ある意味「エリート」。自分たちとは身分の違う"良いとこの子"のイメージ。

私の通う楢の木児童館は、通常3歳からの入園が通常なのであるが、何人かの児童は2歳から通っていた。かくいう私も、2歳児のころから通っていた子のヒトリ。

そもそも、「年少(3歳児):たんぽぽ組」「年中(4歳児):チューリップ組」「年長(5歳児):ひまわり組」という設定であるこの児童館、2歳児で児童館に入学すると、無条件に「たんぽぽ組」を2回経験することになる。要するに"だぶる"ことになる。

まだ3歳の若さで、強制的に「留年」という経験をするはめになるのだ。残酷すぎやしないか?

私の誕生日は6月末。1歳10ヶ月で児童館に入園したこという計算になる。尚早すぎやしないか?

なぜ、我が母あきゑが私を2歳児の時点で入学させようとしたのかは定かではない。

まだまだ若い夫婦の間に出来た第一子、目に入れても痛くないはず。にもかかわらず、まだヨチヨチ歩きカワイイ我が子を、自分の手が届かなくなる児童館に、なぜそれほどまでに早い時期に入れたのか。母の気が知れない。

機会があったら、その背景について母親を問い詰めてみたいと思う。
by ayumifukita | 2006-03-22 19:21 | 言欲 | Trackback | Comments(0)