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CUCとCUP

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キューバには2種類の通貨がある。キューバ国民が使用する人民ペソ(CUP: National Currency)と、我々のような旅行者が使用するクック(CUC)。1CUPと1CUPは25倍の価値差があるらしい。

通貨価値にも差があるが、観光地にあるレストランと、ローカルのレストランの差も大きい。観光地のレストランで食事をするとアルコール抜きでもだいたい1〜2000円ぐらいかかるが、ローカルのレストランだったら150円、スタンドだったら30円ぐらいで満腹にできる。

キューバ旅行中は、観光地のレストランやら、ホテルのバッフェ、ローカルのレストラン、道端のスタンド、民泊での家庭料理、などなど色々経験。キューバのご飯はあまり美味しくないと聞いてたのだけれども、これがどうして、私にとっては全くもって美味しかった。お母さんありがとう、グルメな舌を授けてくれなくて。

ちなみにいうと、キューバは世界有数の有機農業国であり、オーガニック先進国。輸入品に制限があった関係でそうせざるえなかったようだけれども、それはそれで羨ましくもある。移動中のバスからではあるが、いくつかの畑をみたんだけど、規模は小さいながらもオーガナイズされている感をヒシヒシ感じた。

キューバ人は野菜を食べない人が多い(笑)

ローカルのレストランで、キューバ人と一緒にワイワイ言いながら夕食をとった際、自分の皿の野菜をガンガン私の皿に移してきたり、レストランのマダムが芋を追加してくれたりと、笑っちゃうぐらい野菜で腹一杯に(笑)
レストランで食べ残しのお皿を見ても、野菜がしっかり残っているお皿が非常に多かった印象。とはいえ、民泊で家族と一緒に食べた料理には野菜もたっぷりで皆もりもり食べてたんだけど。

交通費にも大きな違いがある。観光地には街中観光用の二階建てオープンバスが走っており、1日中何度乗り降りしてもOKな乗り放題価格が設定されているんだけど、ハバナでは10CUC(約1100円)、バラデロでは5CUCの価格設定。ま、観光地価格。とはいえ、公共交通機関であるバスは、1CUCの1/20ぐらい、すなわち5円ぐらいで乗れちゃう。このバス、いつもギュウギュウに混んでる。笑っちゃうぐらい混んでる。とはいえ、日本の満員電車ほどではない(私は藤沢から横浜まで東海道線で通っていた経験があるので自分の足がどこにあるかわからなくなるぐらいの満員電車通勤は経験済み)。しかも、キューバのみなさん超親切。大きな荷物を持ってギュウギュウのバスに乗ると言う最高に迷惑な客だったんだけど、本当に親切にしていただいた。

長距離バスに関して言うと、キューバ国民が利用する長距離バスは我々観光客は利用できないらしい。我々はViazulという長距離バスを利用。6時間ぐらいの距離の移動で20CUC(バラデロートリニダー間で2400円ぐらい)、3時間ぐらいの移動で8CUC(バラデローサンタクララ間1000円ぐらい)。格安感は全くないし、早めに予約しないと売れ切れ続出でキャンセル待ちの刑。

どこの国に行っても通貨・物価の違いがあることは経験しているけれども、キューバほど、不思議でわかりにくい国はない。

10日間の短い旅だったので、通貨や物価に関しての本当のところはあまりよくわからなかったと言うのが正直なところ。ローカルのレストランやスタンドでは値段がよくわからず、持っていたお金を見せて取ってちょうだいって言ってたんだけど、だいたいが驚くほど安かった。この写真のご飯を除けば。












by ayumifukita | 2017-04-16 08:41 | 旅欲 | Trackback | Comments(0)