初日のお宿のオーナーはだいぶ微妙ではあったが英語が通じた。私の英語も微妙なので問題なし。例のタクシー迷子事件もあったりで気がついたら深夜1:00。とはいえ全く眠れる気がしない。オーナーにお水を買いたいと申し出たところ、近くの商店に案内してくれた。(写真グリーンシャツが宿のオーナ・本業は床屋)
商店にはビールも売っていたので「奢るから1杯付き合って」とオーナーを巻き添えにし初夜にしてキューバビール祭開催。ついでにハムパン。パサパサだったけど猛烈に美味しい。キューバでは、パンを挟み込んで焼くタイプのトースターがどのお店でもあり、パンにハムやチーズを挟んでプレス焼きしてくれる(下の写真上部中央の黒い装置)。日本のお家でも1台欲しいマシーン。
物価がいまいちわからない状態ではあったが、ビール数本+パン+水3リットルで1000円しなかった気がする。
いくらビールをのんでも、時差のせいか、興奮しているせいか、なぜか全く眠くならない......。あと1本、あと1本と飲んでるうちに、ヒトがどんどん増えてくる。スペイン語が全くわからないことを悔やむ。
日曜深夜なのに、とにもかくにもヒトが多い。みんないつ眠るんだ。明日は仕事じゃないのか?
初日には気がつかなかったのであるが、キューバという国はとにかく平和である。首都ハバナですら女性が深夜にヒトリで歩いていても大丈夫なぐらい。乳飲み子を連れたベビーカー旅行者も多数見かけた。そんな旅ができる平和な国、キューバ。
キューバについて書かれた本を読むと、社会主義の国ゆえ、貧富の差はあれども、教育も医療も無料だし、食べ物は配給もあるから、ヒトのものを盗むことなどしなくとも普通に生きていけるからなのではないかとのこと。スラム街もないらしい(それっぽい怖い雰囲気の場所はあったけど)。それでも、聞くと、昔はこんなに平和ではなかったとのこと。
旅行中に思ったのが、こんなに平和だと、平和ボケしてしまい、むしろスキだらけで、いつか痛い目に合いそうだなと。とはいえ旅行中の約10日間、危険な目には一切合わなかった。キューバ人にはだいぶ絡まれたけど。特にじいさん。
たとえキューバであろうとも、アジア人はどうしても下に見られ”がち”。こればっかしはどうしようもない。リゾートホテルでは、スタッフに英語の発音が悪くて通じないわよ的なイヤミも言われた(指摘の仕方があえてだったのでこうやっていろんなヒトに言ってるんだろうな感)。これはキューバ人どうのこうのと言うよりも、人間性によるものなんだろうけど。ファイブスターが聞いてあきれる。